絵本『にゅうどうぐも』
今回は夏の自然事象入道雲ができる様子を絵本にした作品を取り上げます。
入道雲ができていく様子が楽しくて何度も何度もページをめくりながら楽しんだという話を耳にする度、仕掛け絵本のように子供は捉えているのだとこの絵本の効果を感じている作品です。入道雲を遠くに見つけると雷鳴轟く瞬間をくるぞくるぞとワクワクしていた子供の頃を思い出します。
美しい風景は夏の鮮やかさを感じさせ、登場人物は黒いシルエットで主役の入道雲を邪魔することなく描かれていることがプロの仕事だと感じます。
これぞ夏というこの作品は科学絵本の位置付けですが、夏の情感をたっぷりと味わえその醍醐味がぎゅーっと詰まっている作品でもあります。
この先入道雲がどのように変化していくのかは絵本をそっと手にして楽しんでみて下さい。
我が家からの夏雲の写真ですが絵本を読んで雲に関心を持つ場合もあれば、実際の雲を見て絵本を読み解くことに移行する場合もあるでしょう。この絵本を通して関心や興味を抱き思考を深めることに繋がればと思います。
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