絵本『おにいちゃんがいるからね』

明日は兄弟喧嘩についての記事を書くために今回の絵本は兄弟愛に関する作品を取り上げることにしました。この絵本はスウェーデン作家によるもので、おにいちゃんの勘違いから始まり弟を守ろうと奮闘する姿が描かれた作品です。

主人公のおにいちゃんの勘違いから物語が展開していきますが、その勘違いもさることながらおにいちゃんの思い込みでなんだか面白い方向へ物語が進みます。小さな子供であっても父性性と自立心が芽生え、その成長にエールを送ると同時に胸の奥が熱くなる瞬間があり夢中に読むことができます。

社会保障や環境問題で世界をリードしてきたスウェーデンの絵本の水準の高いことに改めて驚かされます。これからもスウェーデンの絵本を取り上げていけたらと考えています。