絵本『エルマーのぼうけん』

子供の頃学校の図書館で借り弟も読みたいというので購入したのが福音館書店の『エルマーのぼうけん』でした。家の本棚の目立つ定位置にあった懐かしい作品ですが、兄弟間で初めて読み受け渡しをした作品でもあります。そんな記憶が懐かしく我が子達にも3部作全てを読み聞かせたものです。

この作品は動物島に捕らわれているりゅうの子供を助けるためにエルマー少年が旅に出る物語です。主人公のエルマーは父親のリュックに面白いものをどんどん詰め込んで冒険への準備をします。子供心にその一風変わったものを入れるため、どのような使われ方をするのかがとても楽しみで読み進めていた記憶があります。また主人公が動物達に食べられてしまうのではないかというハラハラドキドキ感を味わいながらも、持ってきたみかんがだんだんと減っていく様子がクライマックスへと突き進むのではないかと妄想しながら読んでいた記憶が強烈に残っています。

ここからは余談ですがこの作品を我が子が繰り返し読んでいたある日、作品内の動物島やみかん島の地図を段ボールに書き、持っているフィギュアを配置して楽しんでいた日の記憶もよみがえります。しかし冒険物語は空想を豊かにするもので徐々に物語から外れ妄想に近くなるので作家になりきり執筆させました。このような一連の流れはこの作品に力があるからこそ想像豊かに空想いや妄想が広がってゆくのです。多くの子供達に読んでほしいと考えます。

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