スナップ『ぼく、じっと見るんだよ』

目鼻立ちのはっきりとした凛々しい表情をこちらへ向けている小さな生徒さんは、視覚認知に優れており今週木曜日に取り上げた『ぷるぷるマラカス』(関連記事はこちら)を手にしその才能を発揮したご様子を取り上げます。

乳児は自らの意思で部屋中を移動するようになるとものの発見に精を出すため熟視が疎かになりがちです。また離乳食をスタートすると口探索が視覚認知より優位になるため対象物をしっかりと見ることができず、手にしたものをすぐに口へ運び口探索をすることも増えます。写真の生徒さんのように手にしたプルプルマラカスに目線を移してじっくりと見た後に口探索へと行動を移すことが難しいのがこの時期の乳児です。つまり部屋中を探索してものを発見する発達とじっくりものを見る熟視の両輪で行動することには大きな成長の鍵を握っているのです。生徒さんのお母様はその熟視が減っているような気がするとお話しされていましたが、月齢的にもこれだけできていれば心配する必要はありません。ただ絵本の読み聞かせの時間は減らさないようにしましょう。また絵本を読み出してすぐに動き出しても絵本を見せる回数を増やしてあげましょう。また絵本をすぐに手にすることができるようにおもちゃの中に入れ込んでおいてあげればいいのです。我が家では常に床に絵本を広げっぱなしだったり、壁に立てかけたりして目につきやすい環境を作っていました。

さて最後にそ生徒さんの視覚認知が優れて乳児ならではの可愛さ溢れるショットをご覧いただきます。手と足で器用に本を支えて絵本を見ています。部屋中を動き回るようになった月齢の乳児がこのように絵本をじっとみることはそう多くはないので、今後もしっかりと心と頭脳の栄養となる絵本を多読して思考力が深まるよう期待しております。それにしても可愛いですね。

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