絵本『とけいのえほん』
1日の時の流れがわかるシンプルで理解のしやすい絵本です。午前午後と分かれている作りになっていますが、『午前午後』というような大掛かりな説明はなく、時計のイラストの中にこじんまりと午前午後と24時制の時刻が記されています。
午前1時からスタートする挿絵が夜中を意味する星輝く夜空から午前4時には朝日が昇り、太陽が一番高いところに来ると昼を迎え夕方の5時になると太陽が傾き始め夕日に染まり、やがて日が暮れてまた眠りに就く時が訪れるという絵だけをみていても時間の流れが理解できる作品です。
左側のイラストの反対側にはその時刻を表す時計が描かれており、その絵本も子供達の時間軸で楽しむこともできること、そして1時間=60分という表現が青虫が葉を食べる様子で描かれていることは視覚的にもわかりやすいと感じました。
3歳以降の時計の種まき絵本として最初にお与えになっても良い作品と考えます。
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