身体発達『乳児の味覚形成 第2弾』
親は離乳食を食べて丈夫に育ってほしいと願う一方、確りと食べさせようとお母様がスプーンで子供の口へ運ぶことも多くなります。毎回親の介助で食事をさせてしまうと実は味覚発達を妨げてしまうことになります。
乳児の口と手は他の器官より早く育ち、とりわけ口は鋭い感覚を持ち髪の毛一本口に入っただけで違和感を感じます。乳児は先ず手で食材をグチャグチャと触り潰す感覚を理解し、手で食べ物のの状態を存分に確認した後に口に運ぶ本能が本来備わっています。
手で食材を潰した経験を積ませると口に入れても多少の大きさのあるものは潰しながら食べようとします。もし手で潰すことを経験していないと口の中で潰すということができず、『ペッ』と口から出してしまうのは当然のことです。
もし手掴みで食べているのに口から出してしまうのは、味の好き嫌いではなく調理状態を判断していることが殆どです。自然な味覚発達を促すには手掴みで食べさせることが大きく関係しています。吐き出すことが無ければ食材の幅や栄養の幅を広げることが出来ます。離乳食は生涯の味覚の基礎を作ります。写真の生徒さんのように生き生きとした表情で食事を楽しめるようにしましょう。
手掴みで食べることの上手な子は手が道具として毎回動く訳ですからスプーンやフォークに持ち替えてもスムーズに扱うことができ比較的器用な子が多く習得得能力も高い傾向にあります。
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