2021.05.31 00:00提案『読むことの敏感期』読むことの敏感期について記す前に『言語の敏感期』について補足しておきます。言語の役割は大きく分けて3つあります。1つめは子供自身が自らの意思を伝えることができるようにすること、2つめは周りの人々とコミュニケーションをとること、3つめは自分自身の気持ちを整理することです。この3つを身に付けさせることで社会性も育っていきます。そのためにも言語の敏感期を逃さずそれぞれの学びをおさえる事が必要となります。...
2021.05.30 00:00絵本『どしゃぶり』梅雨に入るとどうしても洗濯物の乾きやじめじめとした湿気に悩まされマイナスな思考になりがちですが、子供は雨を楽しむ無邪気さがあります。雨の降る中傘を差して歩いていたかと思えば差さずに濡れることを楽しんでいたり、傘をくるくると回して雨粒を跳ばしてみたり、軒下から滴り落ちる雨を傘に当てて喜んでいたり、終いには降る雨を口に入れようと大口を空けて天を仰ぐなんてことの目撃者になった経験はおありでしょう。今回は...
2021.05.29 00:00スナップ『野菜果物の断面図』今週は年長さんが描いた苦瓜の縦横断面図を取上げます。毎日懸命に取組みをこなし、小学校入学に向けてスパートをかけています。苦瓜全体の輪郭を上手に捉え外の濃い緑色、中の綿を黄緑色と白色部分や種を表現しています。幼児期に対象物をを捉えて描くことは、見ながら忠実に描くのではなく、その子がどのように対象物を見ているかの感覚が中心となる年齢です。何度も繰り返すことで丸みのある凹凸であり、大小多きさの異なるもの...
2021.05.28 00:00偉人『ターシャ・テューダ』今回取上げるのはアメリカの挿絵画家であり、絵本作家、ガーデナーとして世界から注目を集めたターシャ・テューダ。2008年に92歳で亡くなり自分らしく人生を全うする信念の強さや母親という役目を多いに楽しんだという点では是非取上げておくべき魅力ある人物だ。
2021.05.27 00:00教具『引き算ボックス』この引き算ボックスは昨日取上げた『足し算ボックス』と同様に数に関することを日常の中に多く落とし込み、数のイメージしやすくし楽しいという感覚を持たせましょう。算数を好きにしたいのならば自信を持って計算ができるようにし、解くことが楽しくて仕方が無いというレベルまで持っていくことです。また正確な計算ができるようになることは当然だとし、その上に様々な単元を積み重ねていくことを認識しておきましょう。
2021.05.26 00:00教具『足し算ボックス』数の取組みをいくつもこなして数年かけて足し算に辿り着きますが、日常の生活の中に数の増減をどれだけ落とし込んでいるかで好き嫌いが決まる傾向にあります。無理なく勧めることが望ましく数がイメージができていると計算が楽しくなり、数式に移行しても桁数が増えてわくわくしながら楽しく学べます。よって算数を好きにしたいのなら、苦手にしたくなければ日頃から数に親しませることが大切です。種蒔きをして待ち、子供が数を求...
2021.05.25 00:00教具『0~9までの数字遊びセット』子供がモンテッソーリの幼稚園に通う頃突然「0はきらい」と言いながら帰宅したことがありました。0を認識させる数とりゲームの0あそびをしていたようですが、子供にとり0を認識することは衝撃的だったようです。
2021.05.24 00:00提案『書くことの敏感期』子供の発達にはそれぞれの獲得すべきものにおいて最良のタイミングがあることをこれまで記してきました。『書くこと』もご他聞に洩れず最良の敏感期があり、個人差はあるものの3歳~4歳が書くことの敏感期といわれています。特に女の子は幼稚園のお友達にお手紙を書きたがる5、6歳の1年半前に文字への興味が出ています。教室では自分の名前を文字認知し始めたら文字を読むための書く取組みを開始していきます。いきなりひらが...
2021.05.23 00:00絵本『なぞなぞのみせ』今回は親子で楽しい時間が紡ぎ出せる絵本を取上げます。昭和世代の私にとってはあるある満載の見ているだけで懐かしい作品です。特に薬局のページにある佐藤製薬のサトちゃん&ケロちゃんは指にはめて遊び、薬局の小父さんに乗せてもらった動くサトちゃんに興奮した記憶が甦ります。各店舗細かな商品が描かれ、子供が喜びそうな店先に不釣合いな生き物の姿がありユーモアにとんでいます。おばあちゃんと孫娘のお店巡り50問のなぞ...
2021.05.22 00:00スナップ『母の日の工作』今週は母の日の工作写真が届きましたのでご紹介します。4歳頃から空き箱やプリンの容器、スポンジ、ビニール、値札などなど彼の目に留まればゴミ箱へ行くようなものが工作対象の材料になり、これまでにいろいろなものを作製し楽しんでこられました。今回は母の日ということで彩り鮮やかにカーネーションの折り紙を中心にし、柏餅が入っていたこいのぼりの化粧箱を花瓶に見立ててプレゼントを作製したそうです。写真を頂くにあたり...
2021.05.21 00:00偉人『夏目漱石』夏目漱石を好んで読んだのは中学生のときだった。土曜の午前授業を終え帰宅後汗を流し、さっぱりとした気持ちで扇風機の前に陣取り、濡れた髪に風を当てながら読む漱石の世界は至福のときだった。本を読んでいると母から手伝いを頼まれる事も兄弟に邪魔をされることもなく、何より読みながら寝落ちする心地良さは今となっては若き日の追憶だ。『吾輩は猫である』『坊ちゃん』のコミカルさが好きで何度も読んだ。起承転結からは程遠...